「エセ芸術家ニューヨークへ行く」は5人~10人で遊ぶことができる「お絵描き」と「推理」のゲームです。絵を描くのに推理が必要なんて、ちょっと不思議な感じですよね。
みんなで出題者が出したお題に沿って、一筆ずつ紙に線を描く(例えばお題が「ネコ」なら耳とかヒゲとか、自分がお題を知ってることをまわりに教えられるようなものを描く)
お題を知らないエセ芸術家がプレイヤーの中に1人だけいて、てきとうに描いている。
全員が2回ずつ描いたあと、だれがエセ芸術家だと思うか投票する。
エセ芸術家が最多得票でなければエセ芸術家(と出題者)の勝ち。
さて、これだけ読むと、当てずっぽうに描いているエセ芸術家なんて簡単に見つけられそうです。ところが、もうひとつルールがあります。
エセ芸術家が一番票を集めても、何を描いているのか当てられれば逆転勝利。
このルールで「自分はお題を知ってることをアピールしたい」「けれどあまりに分かりやすいものを描いてしまうとエセ芸術家にお題を当てられてしまう」というジレンマがうまれてくるんです。
そんなわけでみんなが悪戦苦闘した結果、できあがる絵は自然にメチャクチャになってしまいます。例えば、プレイしたあとにできあがる絵はこんな感じ。
お題は「トマト」ですが、悩ましさでわけがわからないことになってしまっていますね。
これ、どの色がエセ芸術家だと思いますか?
これは「ゾンビ」というお題でしたが、エセに正解がバレてしまいました。ちょっと分かりやすく描きすぎちゃいましたかね。
あ、そうそう、出題者は出題するときに「テーマ」を宣言するんです。トマトのときは「赤いもの」、ゾンビのときは「モンスター」でした。テーマはエセ芸術家も分かっているので、迂闊な線を書くとすぐにバレてしまうんです。
コンパクトにまとめた箱の中には、カラーペンが10本と、ホワイトボードマーカー、カードなどがぎっしりつまっています。
10枚のカラフルなカードはホワイトボードマーカーをつかって何度も書いたり消したりできるスグレモノ。専用のお絵描きシートは100枚綴り。もしすべて使い切っても、他の紙を用意すればゲームをプレイすることができます。
遊び方説明書のわかりやすさや、パッケージの美しさにもこだわりました。ぜひご友人や、ご家族、お子さまとお楽しみください。