『ドリアン』は、「Paper Tales」「ボルカルス」などのゲームデザイナーとして知られる上杉真人氏の最新作。オインクゲームズでは「ダンジョンオブマンダム」「ダンジョンオブマンダム エイト」に続く３作目の作品になります。

プレイヤーはジャングルのフルーツショップの店員たちになります。１人１枚ずつカードを受け取って果物を仕入れてくるのですが、自分以外の全員のカードが見えるのに、自分の手元にあるカードだけは見えません。１枚分の仕入れは謎の状態です。そんな中、プレイヤーはどんどん果物の注文を受けていきます。カードには左右に２種類の果物が分かれて配置してあり、プレイヤーはその「どちらか一方」の注文を「必ず」受けていかなければならないのです！

当然いつか過剰注文になるときがきます。もう過剰注文になった！と思ったら、ハンドベルを鳴らして店長の巨大なゴリラを呼びましょう！もし過剰注文になっていたら店長を呼ばれたプレイヤーは大目玉！逆に、過剰注文じゃないのに店長を呼んでしまった場合には、呼んだプレイヤーがこっぴどく怒られてしまいます…！ これを繰り返し、店長の怒りが７つたまるとゲームオーバー。ただし、ラウンドを追うごとに店長の怒りは増していきます！最初は怒りは１なのに、最後には７になってしまうので、究極にイライラした店長に怒られると一発で負けになってしまうことも起こりえてしまうのです…！どんどん緊張感は高まっていきます！さらには、いたずらゴリラ３匹がプレイヤーたちをパニックに陥れてくるのです…

オインクゲームズのいつものコンパクト箱ながら、木製のカードスタンドが７台と、小さなハンドベルまで入った、細やかな気遣いが光るコンポーネントも目を惹きます。 ２人から７人と幅広いプレイ人数で、さらには小さなお子様からしっかり楽しめるのも魅力です。