イソップ童話をモチーフにしたカードゲーム。
むかしむかし、鳥たちと獣たちが争っていた。
その様子を見ていたコウモリは、鳥たちが有利になると鳥たちのところに行き「私は鳥の仲間です。あなたたちと同じように翼を持っています」と言った。
獣たちが有利になると今度は獣たちのところに行き「私は獣の仲間です。ネズミのような灰色の毛皮と牙があります」と言った。
鳥たちと獣たちの争いが終わったとき、コウモリの裏切りは明るみに出た。
獣と鳥の両方から追われたコウモリは、やがて暗い洞窟の中へ身をひそめるようになった。顔色をしっかり伺って
イソップ童話の名作「卑怯なコウモリ」は、2つの陣営どちらにもいい顔をするコウモリのお話。そんなコウモリの様子をカードゲームにしました。
プレイヤー全員が1枚ずつ、カードを「裏か表」どちらかを選択して場に出していきます。うまく多数派になれば得点できますが、少数派になってしまうと得点できません。
コウモリのカードを出すと勝ち組に乗る事ができますが、もしトリやケモノが1種類しか出ていなかったり、トリとケモノの数が同数だったりすると、コウモリだけが負けてしまいます。
トリ、ケモノ、コウモリのたった3種類のカードしか使わないのに、まわりのプレイヤーの顔色をしっかり伺ってカードを出さなければならない奥深さがあります。スタートプレイヤーを表すマーカーは、小さくてもしっかり木製の、かわいいコウモリコマ。
3種類のカードしか使わないゲームですが、トリとケモノは17枚すべて違うシルエットになっています。小さいお子さんと何のシルエットか考えてみたり、カードを出しながら物語を演じて遊んでみてはいかがでしょうか。カードは絵本や切り絵をイメージした、手触り感のある絵柄でデザインしました。